2023年11月30日

向寒の砌・霜枯れの候


2023・11・30(木)

今朝のお目覚めの名曲はチェロとピアノでシューマンの”トロイメライ”。
静かな曲で何と美しい!
ピアノでもよく聴くけどチェロの深みのある音色が何とも言えない。
良く最初の2音が素晴らしくて涙が出る程と・・・・。

今朝は予報通りの肌寒さ。
晩秋?いやもう季節的にはとうに過ぎている時候を表す言葉だけど、何といっても今年はいつ迠も暖かいと言うか暑いくらいの日もあってそうかと思うと寒い日もあって寒暖差が酷い。特に朝晩の寒暖差が大きい。
向寒の砌、霜枯れの候で明日12月になるといよいよ師走で初冬の候と言うのか。

漢字が伝える秋の移ろい、季節の移ろいが美しい。
でも昨日の昼間は上着を脱いだほどで小春日和だったけど、夕方も3時半を過ぎるとグーンと肌寒くなった。
今朝は肌着を暖かい素材に。

お日様の顔が見えないとやはり肌寒い。
でもこれが本当の今の季節の気温なのかも知れない。
最低7℃、最高16℃だからまだそれほど寒くはないのかも。

デイリハのお迎えのころには青空が広がり日差しも暖かくなって、今日も小春日和か。
でも少し風があるかな。
注意をしながらゆっくり、息苦しくならない程度に、回数は減らさずマシンリハに取り組んだ。

帰宅すると大空に白い雲が広がっていたけど、室内にいると暑くもなく寒くもない。
少し水遣りをして、お花たちと少しお話をした。
ピンクの小菊が咲いて、シャコバサボテンも赤い花を咲かせ始めた。
白と紫色の花がとてもかわいいのだけど名前を忘れた。昨年よりずっと沢山に増えた。
叡山菫が咲いて小さい小さい花で薄紫と白の2種類。桃色のときめきと言う日日草は未だ元気に咲いている。

枯れた朝顔や青紫蘇が無くなってベランダがさっぱりした。
眼下に見下ろす桜モミジはやっと美しくなり、そのうち川面を赤く染めることだろう。
バス通りに出ると池上通りで銀杏並木だけど、全然黄色くならないで、ひこばえもかなり大きくなって緑の美しい公孫樹の並木が緑の葉で膨らんでいる。

3時半を過ぎるとベランダにはもう日が差さず急に冷えてきた。
太陽の恵みってすごいものだなあと思う。日が差さなくなると急に冷えるのだもの。
でも今年は暖冬だと言うから、電気代が少し助かるかな。

師走の声を聞くと、きっとまだまだ寒くなるだろうけど、電気代、ガソリン代、その他もろもろの物価高騰には悲鳴だは。
洗濯物を取り込みお出かけの支度にとりかかる。
今日は娘の退社後、一緒に電車で沼津へ。

私は今日も1時間間違えて家を出て川崎駅で1時間早いのに気が付いた。
エレベーターの前のカフェで1時間お茶して時間調整。
ゆっくり休憩が出来て良かったはとプラス思考で。

帰宅後は朝ドラ「ブギウギ」を見て、久々に”蘇州夜曲”を聴いて懐かしかったな。
大好きだった歌だもの。
蘇州に行った時を思い出した。留園という庭園公園に行ったけど矢張り規模が違う。

蘇州はラーメンが美味しいと聞いて食べてみた。美味しかったな。
また街並みが昔のままという感じで、とても素敵だった。
”蘇州夜曲”が服部良一さんの作曲だったとは知らなかったけど、今朝のドラマで分かった。

戦争に依って梅丸歌劇団が解散せざるを得なくなった。
その前から色々な弾圧があり敵国後を使えなくなって楽器の呼び名が傑作だった。
辛く悲しい時代だったんだなあ。

明日は朝早く三島の歯医者へ。
其のあとすぐに沼津へ戻り市立病院へ。
1日がかりだけど、娘の車があって助かる。

お休み前の音楽はチェロとピアノでショパンの”チェロソナタ”。


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2023年11月29日

アンビリーバブル


2023・11・29(水)

今朝のお目覚めの名曲はチェロとピアノでラフマニノフの”ヴォカリーズ”。
何と素晴らしい曲なんだろう。美しいメロディにうっとりする。
初めて耳にした時、「これって誰の曲?」と思ってCDを調べたらラフマニノフだった。

今朝は早くから目が冴えて、でもベッドの中で想いを巡らしていた。
昨日紛失してしまったJREカードが無事蒲田駅防災センターに保管されていた事に、感謝してもしきれないほどの気持ちでいっぱいだった。
今朝の日野原先生の金言は「人を信じることが、自分を信じる力になる」。

昨今の情報化時代で毎日の様に目や耳にする様々なニュースに、住みにくい社会になったなあと言う感じを抱いている。
78年守られてきた戦争のない世界、それが当たり前のように思って来たけど、現実は違う。
ロシアとウクライナ・イスラエルとガザは世界を揺るがす大きな戦争になっているけど、有史以来いろいろな地域で醜い争いがあって、平穏な時代はなかったような気がする。何時も何処かで争いがあって尊い人間の命が奪われてきた。

今だって、一触即発の事態もあるやに・・・・。
それを止めるのが国連であり、教育であり、宗教であるかと思うのだけど、古今東西で宗教同士の争いが多々あって今もなお派閥の争いが。
今朝のSNS で先ごろ亡くなられた創価学会の池田大作氏について書かれたコメントを読んだら、彼は200年、300年先までのヴィジョンを示していて、やがてキリスト教、イスラム教を抜く宗教になると。後継者を作らなかったことにカリスマ性があると。

彼の世界に与えた影響はかなりあると思うし、あくまで戦争を憎み平和を希求していたことは確かかな。
文化面でも世界の名画を展示してくれたり、音楽を提供してくれた。
そのたび学会の友人に誘われて美術展や写真展やコンサートに赴いた。

「人を信じることが、自分を信じる力になる」。素晴らしい言葉として嚙み締めているけど、今の世の中で何を信じて良いのか、と時々アンビリ―バブルな気持ちになる。
でも昨日、私の紛失したクレジットカードを届けて下さった方がおられる事にそれこそ逆のアンビリーバブルだと思う程感謝した。

今日はもっと寒くなるかと思ったけど昼間は上着の要らない暖かな小春日和。
ベランダでいよいよ終焉を迎えた朝顔や青紫蘇などを処分して綺麗にお掃除をした。
随分さっぱりしたな。でもひと夏そして晩秋迄楽しませてくれた朝顔、毎朝の食卓に緑を与えてくれた青紫蘇に感謝である。

バジル・パセリは今は室内で元気にしているが、ローズマリーとレモンバームは外でも元気。
コンビニやお花屋さんには既に真っ赤なポインセチアが並んでいるけど、我が家のポインセチアは大事に大事にしているのに緑の葉のまま。
池上通りのイチョウ並木はついに黄色くならなかったので伐採するとか。

今朝、小さな鉢の中から1センチメートルくらいの緑の芽が出ていた。
チューリップの芽だと思うけど可愛いものだ。
もうかなり背丈の伸びたアイリスやヒヤシンス等またニンニクも育っている。

昼前に蒲田駅へ。
防災センターに落としてしまったJREカードが保護されていて、頂きに上がった。
担当の方々はとても親切に対応して下さり感激してしまった。とにかく手元に戻り嬉しかった。

出てきたついでにいくつか駅近くでの用事を済ませ、バスで大森経由文化の森へ。
2時15分までに行くには一度帰宅してからでは間に合わないので昼抜きで今日のコンサート会場へ。
今日は「クラシックの名曲で弦楽器の音色の違いを楽しむコンサート」。

ピアノトリオで弦楽器の低音・高音の異なる魅力を楽しんだ。
前回に続きチェロが聴けて嬉しかったな。
プログラムは3人女性だったけど、急遽チェロ奏者が変更になりベテランの男性に変わったが、やはりキャリアが違うのかな、素敵な音を出していた。ピンチヒッターとは言え、急な要請にこたえてくれたチェリストに拍手。

プログラムはバッハの”主よ人の望みの喜びよ”・ハイドンのピアノトリオ39番ジプシー風3楽章”・スコットランド民謡”アメイジンググレイス”・葉加瀬太郎の”エトピリカ”・フォーレの”夢のあとに”・モンティの”チャルダッシュ”・エルガーの”愛の挨拶”・ベートーベンのピアノトリオ6番4楽章”・チャイコフスキーの”くるみ割り人形メドレー”でアンコールはブラームスの”ハンガリア舞曲5番”。

若い演奏家たちがいつも楽しませてくれる。
大田区って素晴らしい!
近くで暖かい昼間の1時間のコンサート、しかもワンコインなのだもの。

4時半に終わって外に出るともう昼間の温かさはなかった。
昼抜きだったけどついでだから整形外科にも寄って暗くなって帰宅して昼食。
帰りに交番に寄って昨日の届けを取り消して頂いた。

今日は大事なJREカードが手元に戻り、素敵なコンサートも楽しめて、嬉しい日だった。
明日はデイリハで運動を頑張る。
お休み前の音楽はチェロとピアノでアイルランド民謡”ロンドンデリーの歌”。




posted by yasuko at 23:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月28日

地獄で仏


2023・11・28(火)

今朝のお目覚めの名曲はチェロとピアノでモンゴル民謡”鴻鴈”。
大草原の国、満天星の国モンゴル。私は行きたくて、満天の星を見たくて・・・ニュージーランドのお仲間に誘われて行く計画は企てたけれど、心筋梗塞後でアルティチュードが高いので呼吸困難になると困ると注意されて断念した。

その後また沼津の友人がミンクの買い付けにと誘われたけどやはり高度が・・・・再び断念。
行きたいと思った時に行かないともう行けなくなってしまうもので、今では年齢的にも体力的にも無理かな。
そのモンゴルの民謡で、”鴻鴈”。

子供たちが小さな頃、「スーホの白い馬」をよく枕元で読み聞かせした。
まだ幼かった息子が一人で絵本を広げて涙を流していたのを見て、「この子はきっと優しい男の子になる」と思った。
私はモンゴルの歌で”草原情歌”がとても好きだった。今でもたまに思い出したように口ずさむ事がある。

この”鴻鴈”と初めて出会ったのはそれこそ私が初めて中国の大地に足を踏み入れた時。
両親兄姉たちが住んでいた中国。東北地方で当時満州国だった奉天青葉通り、今は瀋陽市。
兄姉4人のうち私だけが日本生まれで中国を知らなかった。

年齢を重ねる毎に、家族の暮らした国へ、隣国なのになかなか行かれず、僅かに両親から聞き及んだ美しい奉天、旅順、撫順等へ行ってみたいと思うようになった。
日中国交回復45周年だったか東京交響楽団の海外公演が上海・杭州であると聞き、しかも黄原先生がソリストを務められるとお聞きして、何が何でも行こうと決め準備を始めた。

娘が同行してくれたので、また先生が色々お心遣いをして下さって、生まれて初めての中国本土への旅が実現した。
上海から西安に飛び、兵馬俑や長安を見学して、国の広さ、近代国家になった中国を目に当たりにして「百聞は一見に如かず」の格言を改めて信じた。

東京交響楽団の凡そ100名に近いメンバーと現地のハーピストやヴァイオリ二ストの朱丹さんのソロでチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトが素晴らしかったな。マエストロは飯森範親さんだった。
演奏曲目は”チャイコン”、”エフゲニー・オネーギン”、”八木節”、そして”鴻鴈”。

外国に行って日本の曲を聴くってそれは何とも言えない良い気分で。”八木節”は以前にYOUTUBEでチェロだけの演奏を聞いたことがあったけどオーケストラで聴く”八木節”ってそれはそれは
音楽の素晴らしさって時空を超え、感動を共有できることかな。
聴衆の殆どは中国人だと思うけど、聞いたことのあるメロディだったのだろうけど、そこここから感動のすすり泣きすら聞こえてきた。
矢張りコンサートは会場で生演奏を聴くことが最高。しかも日本を代表する東京交響楽団の演奏だもの。

上海で最初のコンサートを聴いて、翌日は最も美しいと言われる西湖へ。
白蛇伝で有名な美しい湖のクルージングを楽しみ、杭州で2回目のコンサート。
西湖で頂いた東坡肉は美味しかったな。

短い旅行だったけど、自分が想像していた「人民服と自転車の国中国」は認識不足だったと恥ずかしい想いをした。
近代国家、むしろ日本より様々な面で凌駕しているとさえ思った。
まず携帯電話の普及が全然日本より進んでいた。

そんな想い出いっぱいの中国で初めて聴いた”鴻鴈”。帰国後、何回か水野先生のピアノ伴奏で演奏を聴いた。
100人のオーケストラの演奏を水野先生一人で伴奏するのだから凄い事。
この曲は沼津のチェロコンサートでもピアニスト外山直子さんの伴奏で演奏された。

今日は朝から暖かくて軽装でデイリハに。最高気温22・5℃だったみたい。
昨日マシンリハで頑張り過ぎる事で所長からスタッフに申し送りがあったようで・・・・。
休みやすみゆっくり息切れしない程度にいつも通りの回数で頑張った。

ダウンベストは暑くて脱いでも少しも寒くなかった。
空は雲一つない青空で午前中は風もなく穏やかなお天気だった。
昼食後軽く水遣りをして3時前にはお出かけ。

今日は3日前に厦門から帰国したばかりの友人と蒲田駅スタバでデート。
素敵なお土産を頂いたけど肩たたきの可愛いセット。
わたしに相応しいお土産だったかな。お茶もいつものようにたくさんいただいた。

日本語教室に通っていた様だけど、コロナに掛かってお休みして、また厦門に1か月も帰って療養していたので、少し日本語を忘れたかな。
また授業は再開するそうだけど、頭の良い人なのですぐに取り戻すだろう。
「次回会うときは日本語で話しましょうね」と彼女の方から言ったくらいだから。

今日は英語で対応、あとはスマホの翻訳機能を使って、楽しいひと時だった。
5時に大森まで一緒に行こうかとJREカード(スイカ)を使おうと思ったらケースにスイカがなかった。
クレジットカードだし、残高が入金したばかりでかなり沢山入っていて、ポイントも沢山溜まっていたから、気が付いて青くなった。
取り敢えずバスで帰り交番に届けた。

帰宅して蒲田駅に電話をしたら防災センターに繋がれてJREカードは無事に善人によって届けられていた。・大失敗の巻
嬉しかった!思わず「神様有難うございます」と言ってしまった。
10年位前にも沼津でスイカを落としてとても悔しい想いをしていてそれ以後は鎖でバッグに繋いてあったのに今日はどうして・・・・。

明日、頂きに上がることで今日は枕を高くして眠れるは。
世の中、悪い人ばかりではないんだと嬉しかったな・・・・。
スイカなんて落としたら中々出てくるものではない。

拾ったらそのまま使えるものだもの。それにヴィザカードだから、今は暗証番号もなしで使えるから。
良い人に拾って貰ってしかも届けて頂いて「地獄で仏に会った」ってこの事かな。
肝を冷やしたけれど、本当に嬉しかった。

お休み前の音楽はチェロとピアノでドヴォルザークの”わが母の教え給いし歌”。





posted by yasuko at 23:14| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする